古いスマホどうする?
機種変更して使わなくなった古いスマホはどうしますか?
Wi-Fi専用機として家の中でサブ的に使う、何かあった時のために予備端末として保管しておくという方もいるのではないでしょうか。
この記事では、「古い端末はもう使わないから手放そう」と考える方に、下取り価格をアップさせるための注意点や、下取りにするか買取にするか、買取はどこに出せばいいのかについて解説します。
「新しい機種が安く買える」
「ちょっと高いけど性能が上の端末が買える」
といったように、買い替えの際の選択肢が増えるので、新機種選びの際に参考にしてみてください。
買取か下取りか
買取、下取りはどちらも売却の方法であることは同じですが、手続きや価格などいくつか違いがあります。
簡単に違いを説明すると、
手続きが簡単だけど売却価格は安いのが下取り
手間はかかるが売却価格が下取りに比べて高くなるのが買取
です。
売却価格が高いのが買取なら、買取の方が良いかというと必ずしもそうとは言い切れません。
キャリアショップでの下取りであれば新端末の購入・セットアップ(データ移行)・古い端末の処分が一度にできるので買取に比べてはるかに楽です。
また、キャリアによっては下取りの査定額とは別に、ポイント進呈による実質的な割引を行うキャンペーンをやっていることもあります。
買取は査定額が1日で数千円変動することがあり、店舗によっても買取額に差があります。
概算の査定額は電話・ネットで調べられますが、店舗へ持ち込むか送るかしないと買取額は確定しません。
また、新端末のセットアップ・データ移行も自分で行わなければいけないため、知識がなければ非常に手間になります。
まずは「機種名 下取り」などで検索してキャリアが出している金額と買取店が出している金額を比べ、金額差と手間を天秤に掛けてどちらにするか決めましょう。
配送での下取り・買取
店頭に持ち込まなくても配送で下取りに出すこともできます。
機種変更のタイミングであれば先に新機種が届き、データ移行を済ませてから古い端末を初期化して送るという流れになります。
わざわざ店頭まで足を運ぶ必要もなく、順番待ちで長時間拘束されることもないので、データ移行等の操作ができる方はこちらも検討の余地ありです。
配送の場合、査定額で納得がいかなかったらキャンセルすることが可能ですが、「時間がかかる」「送料負担の場合がある」といったデメリットもありますので、高く買い取ってもらいたい方は店頭持ち込みの方が良いでしょう。
買取・下取りの際にチェックされるポイント
買取、下取りいずれも購入時の状態に近いほど査定額が上がります。
査定の際にどこがチェックされるかわかっていれば、普段使用する際に気をつけることができますので、スマホを使うときに気にしてみてください。
外傷があるか
画面の傷や側面・背面の傷は減額対象になります。
見た目に傷があるか無いかでは印象が全く違いますので、この点はかなり比重が大きくなります。
ヒビや割れは大幅な減額になりますが、使用中に目立たないような画面の小キズはそこまで減額されない場合もあります。
画面がぼやけたり見にくくなるほど小キズが密集している場合はヒビ・割れと同等に扱われます。
メーカー査定は基本的にどこも厳しめですが、Pixelシリーズを販売しているGoogleは査定が甘めです。
PixelシリーズからPixelシリーズへの買い替えのみという点は注意が必要ですが、
傷だらけでも起動さえできれば査定上限到達というケースが多く報告されています。
機能は全て正常に動作するか
カメラが使えない、指紋認証や顔認証が使えない、ボタンが効かないなど、一部機能が使えない端末は大幅に減額されます。
全ての機能を一つ一つ検証していくのは骨が折れるのでアプリを使って確認しておきましょう。
Phone Doctorというアプリでスマホの機能チェックができます。
バッテリー状態は良好か
バッテリーの劣化状態によっても査定額に差が出ます。
スマホのバッテリーは全く使用していない状態でも劣化していくので、使わなくなってから全く電源を入れずに保管していた場合、次に電源を入れようとしてもバッテリーが寿命を迎えてしまっていて起動できないということもあります。
iPhoneはバッテリーの状態を端末からチェックできますのでそこに目を通しておきましょう。
AndroidはGoogle PixelやHuawei、oppoなど一部のメーカーではデフォルトでバッテリー状態を確認できないので、バッテリーチェックアプリを入れて確認する必要があります。
設定 → 「バッテリー」→ 「バッテリーの状態」
最大容量を確認できます。バッテリーの消耗が著しい場合は「バッテリーに関する重要なメッセージ」が表示されます。
メッセージが表示されている場合減額対象になります。
Galaxyシリーズ
設定 → 「端末情報」 → 「バッテリー情報」 → 「バッテリー性能」
Xperiaシリーズ・AQUOSシリーズ
設定 → 「システム」 → 「端末情報」 → 「電池性能表示」
詳細な表示はメーカーによって異なりますが、「内蔵電池が劣化しています(50%以下)」と表示 されていると減額対象になります。
端末代金を完済しているか(キャリアで分割購入の場合)
キャリアでスマホを分割購入して支払いが滞ったり端末を紛失した場合など、一定の条件によってその端末の通信が制限されてスマホが使えなくなることがあります。
これをネットワーク利用制限といい、利用制限がかけられた端末は大幅に減額されます。
自分の端末がどういった状況かは各キャリアの専用ページからIMEI(識別番号)を入力して確認できます。
ネットワーク利用制限は各キャリアで確認できます。
利用制限が「○」「-」の場合は買取可能です。
「△」「×」の場合は買取店によるので事前に確認しておきましょう。この2つのいずれかだと大幅に査定額が下がります。
Appleの分割払いのようにメーカー購入の端末はIMEI利用制限がかかっていません。キャリア購入の場合、債務は各キャリアに対して負っていますが、メーカー購入の場合はカード会社・信販会社に対しての債務になるためです。
SIMロックは解除されているか
SIMロックとは、特定のキャリアのSIM以外で通信ができないようにキャリア側が端末に対してロック(制限)をかけている状態を指します。
かつてはキャリアが販売する端末にSIMロックをかけることによって、他社への流出を防いでいました。
法改正によって、2021年10月1日以降発売された機種は原則としてSIMフリーでの販売が義務付けられ、ユーザーは自分の端末でキャリアを自由に選ぶことができるようになったのです。
しかし、それ以前に発売された端末は、ユーザーが手続きをしなければSIMロックがかかったままになります。
SIMロックがかかった状態の端末は査定額が下がりますので、ロック解除しておきましょう。
SIMロック解除は各キャリアのマイページから無料で手続きが可能です。
ショップで手続きも可能ですが、3,000円ほど手数料がかかりますので、スマホまたはパソコンから手続きをしましょう。
箱や付属品(未使用)があるか
下取りの場合は原則本体端末のみの査定なので対象外です。
買取の場合は、箱や付属品も査定額アップの対象になりますが、使用済みの場合は対象外です。
増額幅は新機種や1世代前なら500円〜2,000円程度変わりますが、2世代以上前の機種だと査定対象外になることもあります。
買取店によって判断が異なりますので持ち込み前に問い合わせると良いでしょう。
1円でも高く売りたい!という方は個人販売
オークションやフリマアプリを利用した個人販売は売却額が一番高くなる可能性があります。
買取店は中古販売店を兼ねていることが多く、中古販売の価格を考えて可能な限り安く買おうとするため、販売価格と買取査定額は大きく差が出ます。
ネット上の個人販売ではその差額の隙間が相場になることが多く、中古の端末を買いたい人からすると、中古販売店(買取店)から買うよりも安く中古端末を手に入れられるため魅力的な選択肢になります。
ただし、個人販売は手続きと準備が多く、出品後も購入希望者からの質問対応など「もう使わない端末のために取る時間」が多いので、査定額と相場の差額によっては却って負担の方が大きくなる可能性があります。
「いや、1円でも高く売りたいんや!」という方は別記事で紹介していますので参考にしてみてください。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
スマホを綺麗に使えば買い替えの際に得をします。
キャリアや買取店はネットで査定額の上限と下限を公表しているところがほとんどですので、
この記事が上限まで近づける参考になれば幸いです。
買い替えまでキレイに使いたい!という方や
下取りは考えてないけど壊れるまではキレイに使いたい!という方も
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